今更ですがPayPayカードは使い勝手が良く、有能なクレカだと再認識しました。
このように考える最大の理由は、PayPayカードはチャージに強いからです。
言い換えるとポイント還元ありのチャージルートが豊富に存在するということです。
特にJCBブランドがチャージに強いので、1枚持っておくのがおすすめです。
それからソフトバンクやYahoo経済権以外の人もお得に使えるクレカです。
今回は改めて、PayPayカードのメリットや優れている点を解説します。
チャージに関すること、ポイント面、セキュリティ面、その他をそれぞれ項目ごとに説明します。
デメリットと考えられるポイントも解説します。
またPayPayカードとPayPayの組み合わせVS楽天カードと楽天Payの組み合わせの比較をします。
それからPayPayカードゴールドはどうなのか、どんな人におすすめできるか解説します。
1.PayPayカードのメリット
それではまずPayPayカードのメリットについて、まずはチャージルートについて解説します。
PayPayカードのJCBブランドには優秀なチャージルートが存在します。
JCBブランドのPayPayカードであれば、JALPayへのチャージ・ファミPayへのチャージのどちらもチャージ可能で、かつチャージ額に応じてポイント付与を受けられます。
JALPayとファミPayはチャージの起点として非常に優秀で、PayPayカードのJCBは両方のルートを利用できる貴重なクレカと言えます。
JALPayを経由する具体的なチャージルートを紹介します。
簡単に説明すると、チャージ時に獲得できるポイントの付与率は、PayPayカードからJALPayにチャージする際は1%または1.5%となります。
これはPayPayステップの条件を達成しているかどうかで変動するため、この還元率をX%と記述しておきます。
PayPayステップに関しては後ほど解説します。
チャージルートの途中にある表記について、iPhone限定の操作、Androidスマホ限定の操作、セブンイレブンの店頭限定、ミニストップの店頭限定、1番右には各チャージルートにおけるトータルの還元率と必要なスマホ店舗を表しています。
paypayカードからJALPay、WAON、楽天ギフトカード、楽天Payで支払い、というルートが最もお得で、最大還元率は3%+Xとなります。
次にファミPayを経由するルートについてですが、こちらはJALPayの前にファミPayが割り込む形となります。
ファミPayを経由するルートではファミマで楽天ギフトカードを購入するルートが新たに開通し、ルートもシンプルでトータル還元率も悪くありません。
それからファミマでバニラvisaギフトカードを購入するルートも開通します。
毎月0・1・5が末尾につく日に購入すると、通常のファミマポイント0.5%だけでなく1.5%の追加ポイントが付与され、2%還元となります。
モバイルスイカにチャージして利用すると便利です。
バニラvisaギフトカードだけではなくAmazonギフトカードなども2%還元を受けられます。
ただし楽天ギフトカードの購入は2%還元の対象外となるのでご注意ください。
次のポイント面のメリットは、対象外となる利用先が少ないことです。
paypayステップの存在と攻略について、そしてその他ポイントに関するメリットを順番に解説します。
PayPayカードは、ポイント付与対象外となる利用先が非常に少ないです。
電子マネーやスマホ決済へのチャージに着目すると、主要なものは全てポイント付与対象となっており、nanacoとVマネ―(旧Tマネー)はポイント付与対象となっています。
こちら側にJALPayとファミPayの両方が入っているというのが優れています。
さらにポイント付与率が低下する利用先がありません。
これはポイント付与率が半分の0.5%になるような利用先がないということです。
ですから公共料金の支払いや税金の支払いなどにもPayPayカードは使えるクレカだと言えます。
それからPayPayステップについて、通常PayPayで支払う青画面のPayPayも両方とも1%還元です。
PayPayステップを達成すると翌月のPayPayポイントの付与率が0.5%加算され、どちらも1.5%還元となります。
ステップを達成するにはPayPayでの支払いの合算で1ヶ月間に200円以上の支払いを30回、かつトータル10万円の利用が必要です。
条件としてはなかなか厳しいですが、モバイルスイカへのチャージを活用したり、利用金額が足りない場合はPayPayカードでファミPayやJALPayにとりあえずチャージしたりするのがおすすめです。
この2つの決済アプリは先ほど説明したチャージルートが利用可能で、毎年の税金の支払いにも非常に役に立つため、とりあえずチャージしておくのは戦略としてありです。
なおPayPayの使用にあたって注意点があります。
通常は1回の決済で支払うべき商品代金を複数回に分割して決済すること、これはポイント還元の対象外とされることがあります。
ですから例えば支払い回数を稼ぐために、モバイルへの200円チャージを同じ日に連続して行うといった行為はNGです。
あまりに度が過ぎる場合はアカウント凍結など厳しい措置が取られる場合もあるようなので、その点はご注意ください。
計画的にチャージし、PayPayステップを達成するというのが重要です。
その他、ポイント面に関するメリットを紹介します。
PayPayポイントは支払いに利用するだけでなく運用ができます。
証券口座の開設など面倒な手続きは一切不要ですぐできるのがいいです。
1ポイントから運用可能で出し入れ自由、さらに他の運用先へのチェンジは簡単な操作でできます。
それからイベント開催時のスクラッチくじはなかなかいいです。
基本は3等しか当たりませんが、もし1等だと支払い額がそのままポイントとして返ってくるので、高額な支払いの時はドキドキ感を味うことができます。
それから一部の期間限定ポイントを除いてポイントに有効期限がなく、1ポイント=1円相当として利用可能です。
続いてセキュリティ面が優秀なことも見逃せません。
クレカの不正利用金額は年々増加しているので、セキュリティが強固なクレカが求められています。
PayPayカードはIDではなくQuickPayに対応しているクレカです。
ID対応クレカよりもQuickPay対応クレカの方が不正利用には強いと私は考えています。
で、その理由を一言で言うと、オフライン決済においてIDはQuickPayよりも悪用されやすい条件が整っているからです。
それからカード利用時の2段階認証があることもいいです。
PayPayでチャージする時やネットショッピング利用時に、ワンタイムパスワードをSMS経由で発行する仕組みが整っています。
カードの現物は両面ナンバーレスで、カード番号の確認はアプリで行います。
カード番号を確認するにはスマホのロックを解除、PayPayのロックを解除、カード番号確認時のロック解除。
この3つの認証を設定することが可能なので、かなり厳重だと言えるでしょう。
ただし、いくら対策が万全だとしても番号総当たり攻撃はその性質上防御が不可能です。
ですから自分自身が不正利用を検知することが大事です。
PayPay利用の通知が届くので、不正利用の迅速な検知が可能です。
その他PayPayカードは2枚持ちできます。
去年は新しいカラーも追加されました。
今現在JCBブランド以外のPayPayカードを持っている方もJCBブランドを追加で発行可能です。
PayPayアプリでは色分けされて表示されるので、簡単に見分けることができます。
ちなみに1枚目と同じ国際ブランドも発行可能です。
2.PayPayカードのデメリット
では次にPayPayカードのデメリットについて4つ紹介します。
1つ目はお得なサイトの使い勝手が正直微妙であることです。
Yahooショッピングやロハコなどをお得に利用できますが、Amazonや楽天市場に比べるとちょっと微妙かなと思います。
2つ目は付帯保険がないことです。
国内旅行保険、海外旅行保険、ショッピングガード保険のいずれも対応していません。
3つ目はETCカードの年会費が有料で、1枚あたり年間550円かかることです。
4つ目はPayPayポイントを他社のポイントに交換できないことです。
航空会社のマイルにも交換ができないので、その点は留意する必要があります。
総じて言えることは余計なサービスを切り捨てた分、優秀なチャージルートの確保やポイント付与対象外となる利用先の減少などを実現できたのだと思います。
3.【比較】PayPayカード・PayPayVS楽天カード・楽天Pay
それではPayPayカードとPayPayの組み合わせVS楽天カードと楽天Payの組み合わせ、この両者を比較したいと思います。
比較項目はこちらの通りです。
・基本還元率
・チャージ利用に強いかどうか
・ポイント付与対象外の利用先の数
・ポイント付与率が低下する利用先の数
・ポイント付与の計算方法
まずPayPayカードと楽天カードの比較ですが、基本還元率は同じ1%です。
チャージ利用に強いのは圧倒的にPayPayカードです。
チャージルートが豊富で、チャージによるポイント還元も一部を除き有効です。
ポイント付与対象の利用先は、Paypayカードは少ないですが、楽天カードは多くの電子マネーやスマホ決済アプリへのチャージはポイント付与対象となっています。
ポイント付与率が低下する利用先、例えば0.5%還元になるサービスはPayPayカードにはありませんが、楽天カードは公共料金や税金、保険料の支払いなどではポイント還元率が低下します。
ポイント付与の計算方法は、楽天カードは100円ごとなのでPayPayカードよりも優れており、ポイントの取りこぼしが発生しづらいです。
次にPayPayと楽天Payの比較です。
基本還元率はPayPayが1%に対し、楽天Payが1.5%です。
ポイント付与対象外の利用先は請求所払いなどで、ほとんど同じです。
ポイント付与率が低下する利用先はPayPayにはありませんが、楽天Payは駅ビル関連施設やチェーンの飲食店など複数存在するため注意が必要です。
ポイント付与の計算方法は、楽天Payの方が取りこぼしが発生しづらいです。
以上から楽天カードと楽天Payの組み合わせがおすすめの人はシンプルに1.5%還元で支払いたい人で、ポイント付与対象外の利用先やポイント付与率が低下する利用先を把握できるという人にもおすすめです。
PayPayカードとPayPayの組み合わせがおすすめの人は、チャージを使いこなして利用する人です。
PayPay連合よりもお得に支払うことができます。
PayPayステップを達成できる人であれば基本還元率が1.5%にアップするので、さらにお得に利用できます。
4.PayPayカードゴールドは作るべき?
では、PayPayカードがお得なのであればPayPayカードゴールドはどうなのか解説します。
まず年会費が1万1000円かかりますが、基本のポイント還元率は1.5%にアップします。
また通信料などを対象に10%分のポイント還元を受けることができます。
おすすめの人はLYPプレミアムのサービスに魅力を感じる人です。
通常は月額508円かかりますが、PayPayカードゴールドの所有者はこれらの得典が無料で利用可能です。
それから目安として年間220万円以上決済する人です。
PayPayカードとPayPayカードゴールドには還元率に0.5%の差があり、年会費をペイできる損益分岐点は年間220万円ほどとなります。
ただし多くの方は一般のPayPayでチャージルートを活用すれば十分お得に利用できるかと思います。
PayPayカードは強力なキャンペーンをあまり開催しないですが、今現在お得なキャンペーンが開催されているかどうか見逃さないようにしてください。