長野県伊那市のよりみち案内

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高遠城址公園の桜
4月上旬〜4月中旬
長野県随一の桜の名所。かつて馬の姿が桜の花に埋もれて隠れたという高遠藩の桜の馬場。明治8年、荒れたままになっていた高遠城址を何とかしようと、旧藩士達が馬場の桜を城址に移植したのが公園の桜の始まり。植えられた約1,500本のコヒガンザクラがいっせいに咲くと園内が鮮やかなピンク色に染まる。期間中にはライトアップやボンボリが桜を照らし幻想的な雰囲気の夜桜を演出して見せる。ここの桜は「タカトウコヒガンザクラ」で一般のコヒガンザクラよりも花はピンク色が濃く、ソメイヨシノよりも桜色という桜に出会える。だからライトアップされるとより花びらの色が濃く感じるほど。城内は、頭上を覆いつくす見事な枝ぶりの桜で、ボンボリの明かりで艶やかに彩られる。特に園内の中央にある桜雲橋は、ライトアップされた桜に包まれて一番の夜桜のポイント。橋の下にも降りられるので橋を見上げる桜もいい。毎年4月の上旬から下旬にかけて「高遠さくらまつり」が開催され、多くの人で賑わう。最盛期には朝6時から夜22時までが開園時間。 さらに地元では「武田信玄の子・仁科五郎盛信が壮烈な最後を遂げた城で、その血の色が桜を赤くした」という言われも残る。散った花びらを手に取り、そんな凄艶な歴史のひとこまに思いを馳せれば、より花の美しさを感じてしまうはず。
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