奈良県のよりみち案内

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奈良市街から東側に位置する「春日山原始林」。 春日大社の神域として、古くから狩猟や伐採が禁じられてきました。現在も保護下にあり、標高489m、約250haの広大な敷地には太古からの原始林が植生しています。 長い時を刻んできた大木が立ち並ぶ、春日山原始林。常緑広葉樹や蔓性植物、シダ植物など、約800種類もの貴重な植物生態が作られています。学術的な価値が高いことから、大正13年(1924)には国の天然記念物に、昭和30年(1955)には特別天然記念物に登録され、照葉樹林は国の名勝にも指定されています。また、平成10年(1998)には「古都奈良の文化財」として世界文化遺産にも登録されました。 神域となれば、立ち入ることは難しい?と思われるかもしれませんが、一部分は遊歩道が整備されており、ハイキングを楽しむことができます。渓谷沿いに石畳が続く滝坂の道では、「寝仏」や「夕日観音」、「朝日観音」、「春日山石窟仏」といった石仏を拝むことができ、その先には、剣豪の里と名高い「柳生」へと続きます。 数千年もの時を経て、手付かずのままの原始林が残る春日山。外界から閉ざされた神秘的な空間のもと、森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。