奈良県のよりみち案内

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朝廷の保護を受けていた南都七大寺のひとつ「薬師寺」。病気平癒・健康祈願のご利益がある仏様を本尊とし、心身の健康を祈願する参拝者が全国から訪れています。 現在から1,300年以上も前のこと。天武天皇が皇后の病気平癒を願い、藤原京に創建したのが薬師寺の始まりです。その後、平城京遷都に伴って、現在の場所に移されました。この時、伽藍や仏像も移したという説と寺院の名籍だけを移して新しく造り直したという説があり、その真意は今も分かっていません。 薬師寺の敷地は、「白鳳伽藍」と「玄奘三蔵院伽藍」の2つに区分されています。 白鳳伽藍で一際目を引くのが、朱色が美しく映える「金堂」。国宝「薬師三尊像」が本尊として安置されています。東洋美術の最高峰とも称され、その美しさに見とれてしまうことでしょう。また、その奥には伽藍最大の建物「大講堂」があり、重要文化財「弥勒三尊像」や日本最古の国宝「仏足石」が安置されています。 玄奘三蔵院伽藍では、「西遊記」に登場する三蔵法師のモデルにもなった「玄奘三蔵座像」を安置。年に4回のみ拝むことができます。

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奈良市街から東側に位置する「春日山原始林」。 春日大社の神域として、古くから狩猟や伐採が禁じられてきました。現在も保護下にあり、標高489m、約250haの広大な敷地には太古からの原始林が植生しています。 長い時を刻んできた大木が立ち並ぶ、春日山原始林。常緑広葉樹や蔓性植物、シダ植物など、約800種類もの貴重な植物生態が作られています。学術的な価値が高いことから、大正13年(1924)には国の天然記念物に、昭和30年(1955)には特別天然記念物に登録され、照葉樹林は国の名勝にも指定されています。また、平成10年(1998)には「古都奈良の文化財」として世界文化遺産にも登録されました。 神域となれば、立ち入ることは難しい?と思われるかもしれませんが、一部分は遊歩道が整備されており、ハイキングを楽しむことができます。渓谷沿いに石畳が続く滝坂の道では、「寝仏」や「夕日観音」、「朝日観音」、「春日山石窟仏」といった石仏を拝むことができ、その先には、剣豪の里と名高い「柳生」へと続きます。 数千年もの時を経て、手付かずのままの原始林が残る春日山。外界から閉ざされた神秘的な空間のもと、森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。