三峰山霧氷まつり周辺の歴史



艶やかな朱塗りの美しい「五重塔」が象徴的。奈良時代末期、興福寺の僧侶・賢憬が創建し、弟子の修円が境内の姿形を整えたとされる、歴史の古い寺院です。
境内は、国宝・重要文化財の宝庫。檜皮葺きが特徴的な「本堂(国宝)」、柿葺きの「金堂(国宝)」と堂内に安置されている「本尊釈迦如来立像(国宝)」や「十一面観音立像(国宝)」といった木造の貞観仏5体など、歴史的価値の高いものばかり。
また、シンボル的な存在である「五重塔」は800年頃に建立されたと伝えられており、法隆寺塔に次いで、国内で2番目に古い木造五重塔です。高さは約16mと屋外にあるものとしては日本最小。色々な意味で必見です。
境内のシャクナゲやモミジが美しく、紅葉シーズンには多くの人たちが訪れます。
室生寺錦繍
紅葉真っ盛りの室生寺。まるで錦絵のようでした。
by Frank
2018年11月12日
室生寺のシャクナゲ
4月中旬〜5月上旬
古来から女性が立ち入れなかった高野山に対し、女性の参詣が許されていたため「女人高野」とも呼ばれる寺。奈良県と三重県の県境に近い室生川の上流にあり、国宝である金堂や五重塔などの堂塔が立ち並ぶ。モミジ、イチョウなどの紅葉の時期の情景はひときわ美しく、特に太鼓橋から五重塔までの参道が見どころ。

室生寺の紅葉
11月中旬~12月上旬
古来から女性が立ち入れなかった高野山に対し、女性の参詣が許されていたため「女人高野」とも呼ばれる寺。奈良県と三重県の県境に近い室生川の上流にあり、国宝である金堂や五重塔などの堂塔が立ち並ぶ。モミジ、イチョウなどの紅葉の時期の情景はひときわ美しく、特に太鼓橋から五重塔までの参道が見どころ。例年の見頃は11月中旬~12月上旬。紅葉シーズンには、紅葉まつりや五重塔と紅葉の夜間ライトアップも行われる。

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桜井市の東側に鎮座する「談山神社」。大化改新の折、藤原鎌足と中大兄皇子が国家改心の談合を交わした場所として知られています。
談山神社のシンボルといえば、重要文化財「十三重塔」。幾つもの屋根が重ねられた姿は圧巻で、木造十三重塔としては世界唯一。藤原鎌足を弔うために建てられ、室町時代に再建されたものが現存しています。
歴史の面白さはもちろん、奥深い森林による四季折々の自然風景も魅力。桜と紅葉の名所として有名。特に紅葉シーズンには、十三重塔の背景に哀愁漂う紅葉が広がり、美しい光景を見せてくれます。
錦絵巻
談山神社十三重塔を囲む紅葉のグラデーション。
by Frank
2018年11月12日
談山神社の桜
4月上旬~4月下旬
談山神社というネーミングの由来は、藤原鎌足が中大兄皇子と蘇我入鹿を滅ぼすための謀を談じた山にあることからといわれている。現代風にいえば、“大化の改新談合の地”ということになろうか。木造としては現存する唯一の十三重塔をはじめ、三間社春日造りの本殿ほか、朱塗りの華やかな社殿が立ち並ぶ。境内は桜と紅葉の名所として知られ、春は約500本のヤマザクラやソメイヨシノが咲き誇る。神社のある多武峰は、近世から吉野・長谷につづく桜の名所として知られ、境内に点在する社殿と桜との調和の美しさは多くの人が認めるところ。また、桜井市指定の天然記念物で樹齢600年の名木・ウスズミザクラも一見の価値がある。桜が見ごろとなる4月第2日曜に春の大祭とも呼ばれる神幸祭が行われ、4月29日には優雅な蹴鞠会も披露される。

談山神社の紅葉
11月上旬~11月下旬
談山神社は、多武峰の山中に、木造で現存唯一している十三重の塔を中心に、大小様々な社殿が配置されている。大化の改新にちなんで毎年11月3日に行われるけまり祭りが特に有名で、秋は3000本ものカエデに包まれる美しい情景から「関西の日光」とも呼ばれている。紅葉の見頃は例年11月上旬~11月下旬。11月中旬から下旬にかけては、紅葉の夜間ライトアップも行われる。
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