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第127回からつ塾「現代絵画は何を描こうとするのか~現代美術における芸術と宗教思想の融合‐とりわけユダヤの視点から~」

〒847-0028 佐賀県唐津市鏡新開47
徒歩14分(1.15km)
2月24日(土) 15:00〜17:00
第127回からつ塾「現代絵画は何を描こうとするのか~現代美術における芸術と宗教思想の融合‐とりわけユダヤの視点から~」 講師:永井 晋氏(東洋大学教授・哲学専攻) 1960年東京生まれ。早稲田大学、パリ大学を経て現在東洋大学文学部教授。主な研究領域は現象学であり、現象学の展開の中で神秘主義、とりわけユダヤ神秘主義をテーマとする。近年はイランの宗教・哲学界と交流を重ね、シーア派イスラームの神秘主義哲学における想像力論を主に扱っている。また、哲学、宗教、神秘主義の視点から芸術、とりわけ現代美術にも興味を持つ。 講義概要:  近代から現代の美術は、模写からイメージを自律させて純粋なイメージ芸術を作り出すことを目指した。それは印象派、キュビズム、フォーヴ、ナビ派などの多様な芸術運動として展開したが、ダダからシュールレアリズムに向かう流れのなかで、マルセル・デュシャンのレディメイドをきっかけとして、コンセプチュアル・アート、すなわち作品のコンセプトこそがアートの中心であるという主張が登場し、それ以後のアートを決定付けて行く。それはひとつの帰結として、絵画もしくはアートを宗教や哲学などの思想に接近させることとなった。  この発表では、そのような試みの中でもとりわけ重要な、抽象表現主義(ロスコ、ニューマン)、アンゼルム・キーファー、クリスチャン・ボルタンスキーを取り上げ、それらをとりわけユダヤ思想の観点から分析する。ロスコ、ニューマンはユダヤ人であり、自らのユダヤ性を自覚しつつ、ユダヤ神秘主義カバラーを参照して作品を製作した。ボルタンスキーもユダヤ人であり、「決して現在になったことのない過去」、「記憶」、「死者」といった深遠な哲学的・宗教的テーマを通してホロコーストの問題に関わって行く。また、キーファーはドイツ人であるが、彼もまたユダヤ神秘主義カバラーをひとつの方法として絵画芸術そのものを転覆させる注目すべき試みを行い、その中でドイツ人の立場からホロコースト問題を扱う。その他、東洋の伝統から芸術と宗教の問題を扱うリー・ウーファン、菅木志雄、遠藤利克らの「もの派」も取り上げる予定である。 日時: 平成30年2月24日(土)  15:00~17:00 会場: 唐津ビジネスカレッジ (0955-77-1771 JR東唐津駅北側、徒歩1分) 参加費: 1000円(学生500円) 事前申し込み不要、直接会場へお越し下さい メール: karatsujuku87@gmail.com (講義案内の配信希望の方もご連絡ください。) ※講義後に講師を囲んで座談会を開催します。