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【桜・見ごろ】又兵衛桜(本郷の瀧桜)周辺

又兵衛桜

奈良県宇陀市大宇陀本郷
徒歩0分(1m)
4月上旬~4月中旬
奈良県の北東部に位置し、宇蛇川の上流にある大宇蛇町にある巨木は、NHKの大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングに登場し、一躍有名になった桜。樹齢約三百年、樹高十三メートル、幹回り約三メートルほどのシダレザクラで、地元では「瀧桜」とも呼ばれている。この桜の名前の由来になった戦国時代の武将、後藤又兵衛は、地元の言い伝えでは大阪夏の陣で豊臣方についたが、敗退し再挙兵の希望を持ちながら城中より逃げ落ち、紀州を廻って知人を頼り、当地の大宇蛇へたどり着いたという。傷を癒し豊臣家の再興を待ったが、後に僧侶になり晩年を過ごした。地元の後藤家の屋敷跡に桜が生えていることから現在の名が付いたという。だが、歴史的には大阪夏の陣の初日に、道明寺河原で銃弾に倒れ、その生涯を閉じている。では、実際にこの地へと来た又兵衛とは誰なのか、地元では言い伝えなので確証は取れないが、近くにある薬師寺には又兵衛の墓までも存在する。それは源義経伝説のように、死なせたくないという民衆の願いがそのまま彼を生き返らせ、この地に根づかせたのかもしれない。そんな過去も忘れさせるように桜はライトアップされ、滝のような垂れが妖艶に浮かび上がる。
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