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平岩蘭さん

日本の春と言えば、やっぱり桜。毎年何気なく見ている桜ですが、知れば知るほど奥深いもの。桜の種類が分かるといつものお花見もより一層楽しくなりそうです。 一年に一度の貴重な季節。うっかりして、「もう桜の見頃が終わってた!」なんてことがないよう、開花情報を確認して、一番見頃の時期に楽しみたいですよね。 桜の見頃やアクセスをはじめ、ライトアップ情報など、お花見に行く際に必要な情報も気になるところ。 また、期間限定で桜をモチーフにしたお祭り情報も目白押し。桜の名所、絶景お花見スポットはもちろん、ロマンチックな夜桜、イルミネーションも必見です。 桜の開花状況の確認やお花見計画をして、春を存分に満喫しましょう!

鎌倉宮では、毎年1月中旬から2月中旬にかけて、大鳥居前に河津桜が花を咲かせます。境内に咲く河津桜の本数は多くありませんが、全国の河津桜の中でも約1ヶ月程度早く開花する河津桜として知られているスポットです。
鎌倉宮
神奈川県鎌倉市二階堂154 鎌倉宮
鎌倉宮」が創建されたのは明治2年、1869年と比較的最近です。別名を「大塔宮(おおとうのみや)」といい、後醍醐天皇の皇子である護良親王(もりながしんのう)を祭神として祀っています。
護良親王は延慶元年(1308年)に後醍醐天皇の第3皇子として誕生しました。
後醍醐天皇の鎌倉幕府倒幕の動きに呼応して幕府軍と戦うなど貢献をしてきました。鎌倉幕府が滅亡し天皇親政が復活すると征夷大将軍に任じらましたが、足利尊氏と対立して捕らえられてしまい、28歳という若さで最後を遂げることになります。
鎌倉宮明治時代に入ると、明治天皇は非業の最期を遂げられた護良親王を祀るために鎌倉宮を建設しました。
明治天皇は南朝を天皇家の正統としていたため、倒幕の貢献者・護良親王の悲劇の死を悼み、この地に神社を壮健し「鎌倉宮」と名付けたのです。
長い歴史において、この鎌倉宮が唯一「天皇自らが創建」した神社です。
鎌倉宮の村上社前に置かれているのは、元弘3年(1333年)、窮地に立った護良親王の身代わりとなって自刃した村上義光の像。「撫で身代わり」と呼ばれ、病気や厄除けの身代わりにご利益があるといわれています。
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